床ワックスの剥がれ「白く変色・まだら」になる対処方法と7つの原因を解説!

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ワックスを塗っていない床でも床が白くなる場合があります。

白くなった部分や、ワックスが剥がれた部分を間違った方法(洗剤で掃除する・ゴシゴシ拭き取る)で処理するとさらに悪化することもあるのでご注意ください。

安価なフロアコーティングも同様の現象が起きることがあります。

筆者のプロフィール

これまでに100種類以上の床ワックスに関するアイテムを使ってきたマニア。使い方や商品の違いなど、初心者の方にも分かりやすく解説しています。ワックスに関する知識は日本一かも?

それぞれの対処方法となぜそのようになったのか解説します。

ワックスが塗られた床で白くなった場合ならフロアーメイトを使用すると、ほとんどの場合は元に戻ります。

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目次

床が白くなる・ワックスが剥がれる7つ原因

下記の原因に対して、理由と対処方法を順番に解説していきます。

  • 熱湯をこぼした
  • 洗剤・アルコールをこぼした(掃除も含む)
  • 水に濡れたまま放置していた
  • ペットの尿や嘔吐物を放置していた
  • 化学モップを放置していた
  • 正しくワックスを塗れていない
  • 対応していないワックスを塗った

熱湯をこぼすと溶けるため

床のコーティングは熱に弱い

こぼした量や温度によって剥がれる程度が変わります。

40℃程度ならすぐに拭き取れば大丈夫ですが、沸騰した熱湯を床にこぼすと表面のワックスは瞬時に溶けます。

※安価なフロアコーティングも同様です。

一度溶けた被膜は元に戻らないため、溶けた周辺を剥がし、再度ワックスを塗る必要があります。

ワックスを塗っていない床は?

ワックスフリー床の場合、床の表面がぷくっと膨れることがあります。その場合は張り替えるしかありません。

熱湯で溶けた場合の対処方法は2つ

上からワックスを塗る

被膜が完全に溶けて境目がキレイに分かれている場合は、溶けた部分のみ上からワックスを塗ると元に戻ります。※部屋全体にワックスがけは不要です

境目が白っぽくなっている場合や、はっきり分かれていない場合は「剥離作業」が必要です。

部分的に「はくり作業」をする

白くなった場合は、専用のワックスはがし剤を使用し、部分的に取り除く必要があります。

部分的に剥がすには下記の「はがし剤」と「スポンジ」がセットになった「ワックスはがし上手」が使いやすいです。

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何も塗っていないのに…どうしたらいいの?

ワックスやフロアーコーティングもしていないのに、白くなったり・表面がポコッと膨らんだのであれば、おそらくワックスフリーの床材です。

床材そのものが白くなったり、特に部分的に膨張した場合は基本的に戻せません。

白くなった場合は「フロアーメイト」を使ってごまかすことはできるかもしれません。

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洗剤・アルコールをこぼした場合

原因は化学反応を起こすため

床ワックスはアルカリ性の洗剤やアルコールに弱いです。床ワックスを剥がす専用のはくり剤もアルカリ性で作られています。

商業施設では消毒機器の下にシートを敷いて剥がれないようにしているのをよく見かけます。

アルコールの注意点

床ワックスだけでなく、安価なフロアコーティングは同様に、白くなりやすいです。


また強力なアルカリ性の洗剤も同様に白く変色したり、ワックスを剥がす原因になります。

強力なアルカリ洗剤液性が剥離剤に近い。

強アルカリの洗剤を剥離剤の替わりに使用すると床材を痛めてしまい、変色することがあります。

普段の床掃除では中性か、弱アルカリ性のウエットシートをご利用ください。汚れがひどい場合は専用のスプレーがおすすめです。

床用ではない中性洗剤を使うと滑りやすくなることがあります。

洗剤・アルコールをこぼした場合の対処法

熱湯をこぼした際と同様に、基本的にワックスを剥がすしか方法がありません。

部分的に剥がし、上からワックスを塗ります。

フロアコーティングの場合、業者でないと剥がせないので施工業者へ依頼するしかありません。

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水に濡れたまま放置していた

原因は溶けて元の乳白色に戻る「白化現象」

耐水性の低いワックスは濡れたまま放置していると早ければ、数分で床が白くなります。

乾いてすぐに蒸発するほどの、細かな水分であれば問題ありませんが、水滴や濡れた洗濯物を床に放置していると、水分によって溶けだし、ワックスの被膜が元の状態(乳白色の液体)に戻ろうとすることで白くなります。

元に戻らない状態を例えると、新聞紙が水に濡れて乾くと、しわしわになって戻らないようなイメージです。

ワックス被膜が水により浸透し、白くなることを「白化」と呼びます。

水に濡れた場合の対処方法は2つ

部分的に剥がすか、スプレーでごまかすか

白くなった度合いで処理方法が変わります。上の写真(表面部分のみ白い)のようにうっすらと白くなっている場合は、上からワックスを塗ることで、目立ちにくくできます。

フロアーメイト」を使用した方がよりキレイに復元しやすいのでおすすめです。

ワックス被膜の内部まで白くなっていると、効果が弱まりますので、その場合は部分的に剥がして再度ワックスを塗るしかありません。

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ペットの尿や嘔吐物を放置していた

酸によりワックスが化学反応を起こし変色する

犬の尿は弱酸性ですので、尿を放置していると白く変色します。

ワンちゃんによっては酸の(PH値)濃度が違うので一概には言えませんが、30分~1時間ほど放置していると変色します。

猫を飼われている場合、猫草などを食べて嘔吐することがありますが、水をこぼした時と同様に濡れたまま放置しているとワックスが溶けて白くなります。

対処方法は剥がして犬用のワックスを使用する

一般的なワックスの場合、耐水性が低く酸に弱いタイプがほとんどです。

ワンちゃん用に作られたワックスは比較的耐水性が高く、尿に強いものもあります。

一般的なワックスと違う2つの効果

  1. 滑りにくくなる
  2. 尿に強い(白くなりにくい)

変色しにくいだけでなく、滑りにくくなることで関節を痛めずに、高齢犬になっても元気に走り回ることができます。

関節症にならない為には事前の予防が重要です。

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化学モップを床に放置していた

体育館で使用された経験がある方も多いと思いますが、下記のようなモップを化学モップと呼びます。

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原因は化学変化が起こり白くなる

吸着剤によってホコリを取り除きますが、少量の鉱油が含んでいることもあり床に置いたまま放置していると、ワックス被膜が化学反応を起こし白くなります。

フロアコーティングやワックスフリーの床も同様です。水に濡れた部分を化学モップ(化学ぞうきん)で拭くと化学変化を起こし白くなる場合があります。

化学変化で白くなった床の対処方法

ワックスを塗った床の場合は剥離剤を使って部分的に剥がせますが、ワックスフリー床・フロアーコーティングの床は基本的に戻すことができません。

ワックスフリー床床材を張り替える

フロアーコーティングの床業者に剥がして再度施工してもらう

ダメもとですが、「フロアーメイト」を使用すると元に戻る場合もあります。

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正しくワックスを塗れていない

ワックスを塗ることで起きる原因は3つあります。

  • 厚く塗りすぎ
  • 乾く前に塗った
  • 油分や洗剤成分が残っていた

厚く塗りすぎ

床が白くなったり、くすんで見える仕組みは下記の図のように光の反射が影響しています。

厚く塗り過ぎた場合や、油分や洗剤残りで部分的にワックスを弾いた場合は表面が凸凹するので、キレイに見えません。

ワックスを塗る際に、力を入れてゴシゴシすると気泡ができたり、跡が残りやすいのも原因の1つです。

塗り方のポイント

ワイパーでワックスを塗る場合、表面をなでる感覚です。上から押さえつけずに力を抜いて塗ります。

厚く塗りすぎる際の対処方法

上の写真のように塗った部分が白く見える状態は塗りすぎです。塗った直後が透明に見えるのが適量です。

ぞうきん等の専用の布を使わずに使用すると起こりやすいです。

専用の道具の良い点は、シートモップに染み込ませ過ぎないための構造になっており、付属で付いている、ワックスを注ぐトレーが使いやすいです。

専用トレーの写真

底面に付いた突起が隠れるくらいまでワックスを注ぐと、塗りムラが出来ないちょうど良い量になります。

下記2つの商品には専用のトレーが付いています。

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乾く前に塗った

厚塗りの原因となり、塗りムラが起こります。

内部まで完全に乾いていないと、表面の固まった部分のみワックス膜がズレることがあります。1度ズレてしまった膜は「剥離作業」をして完全に取り除く以外に方法がありません。

塗る時期や天候に注意

一般的な乾燥時間は30分~1時間ですが、梅雨時期や雨の日は湿度が高くワックスが乾きにくいです。

天候が悪い日に塗った際は最低でも3時間は待ちましょう。できれば翌日に2回目を塗ることをオススメします。

油分や洗剤成分が残っていた

素足で歩いた際に付く人の油(皮脂)が残っているとワックスは「水性」のため弾いてしまいます。

洗剤が残っている場合はワックスが溶けたりします。その結果、塗りムラが起こります。

皮脂が残らないように事前に汚れを取ることが重要です。

専用のクリーナーシートで皮脂・汚れを取る

一般的なウエットシートでは油分を完全に取り切れないことがあります。

失敗したくない方は「オール床クリーナーシート」での掃除がおすすめです。

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一般的なウエットシートとの違いは「剥離成分」が入っているので油分が取れやすい特徴です。

※濃度が薄いので、ワックスが剥がれることはありません。

保水性がよく、広い面積を掃除できるので普段の床掃除にも便利です。

油汚れ(皮脂)が取れて床がサラサラになるので、梅雨時期や湿度の高い夏場は肌触りが良くなり快適です。

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まとめ

床が白くなる・塗装が剥がれる主な原因は7つ

  1. 熱湯をこぼした
  2. 洗剤・アルコールをこぼした(掃除も含む)
  3. 水に濡れたまま放置していた
  4. ペットの尿や嘔吐物を放置していた
  5. 化学モップを放置していた
  6. 正しくワックスを塗れていない
  7. 対応していないワックスを塗った

ワックスの剥離作業は手間がかかり、失敗すると前よりも悪化する場合もあります。

慣れていても、雑に作業すると完全に取り切れないことも起きます。

ワックスの剥離作業が不安な方は、ハウスクリーニングのプロにお任せするのがオススメです。

ただしハウスクリーニングの業者には個人店や大手企業など数多くあり、どこに頼めばいいか悩みます。

  • 安くできるところを選びたい
  • 信頼できる業者がいい
  • 対応も親切なところがいい

安易に安いからといって依頼すると別途料金が必要だったり、対応が悪い…とならないためにも業者選びは慎重にいきたいですよね?

下記では6社のハウスクリーニング業者を比較していますので参考にしてみてください。

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この記事を書いた人

フローリングワックスのマニア。これまでに使用したワックス関連品は100種類以上。ワックスの塗り方・剥がし方、商品の性能・特徴などを忖度なしで紹介。

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