オール床クリーナーとワックスはがし上手の違い。どちらがおすすめ?使用感をレビュー

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同じメーカーでパッケージも似ている2つの剥離剤。

ぱっと見、スポンジが付いているか・付いていないかで、違いが分からないですよね?

そこで今回はそれぞれの特徴・使いやすさなどを比較し、場面に合わせてどちらがおすすめなのかまとめました。

下記は今回使用した剥離剤・道具です。

結論は剥離作業を始めてやる場合や、どちらがいいのか悩む場合は「ワックスはがし上手」で問題ないと思います。

目次

それぞれの性能や特徴

下記に容量・使える材質などをまとめました。

スクロールできます
オール床クリーナーワックスはがし上手
容量500ml
1L
500ml
性質アルカリ性アルカリ性
剥離時の使い方原液のまま原液のまま
希釈可能
希釈後はクリーナーとして使える
不可
付属品なし剥離用スポンジ
用途フローリング(樹脂塗装された木製の床)
クッションフロア(ビニール製のシート床やタイル床)
天然石等の石質床の洗浄、ワックスのはくり
フローリング床(樹脂塗装された木製の床)
ビニール製の床(クッションフロア等)
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各製品の比較

大きな違いは、2つです。

  • 容量の違い
  • 希釈の可・否
  • 使用できる材質の種類

オール床クリーナーの方が、多様性があります。

使用する目安は、どちらも1㎡あたり約50mlです。(500mlで約10㎡使える)

キャップ1杯で約12mlの目安です。

また性質はアルカリ性になります。

そのため表面加工されていない無垢材や白木に使うと、木の表面が色ヤケし変色します。

白木には白木専用の洗剤をご使用ください。

白木に樹脂ワックスを塗った際の取り方

アルコールを布につけてこすります。徐々に白いものがぽろぽろと取れてきますが、完全に取り除くことは難しいです。

オール床クリーナーの特徴「メリット・デメリット」

最も売れている剥離剤です。

容量は500mlタイプと1Lタイプの2種類あります。

【リンレイ】オール床クリーナー
総合評価
( 4 )
メリット
  • 容量は500ml・1Lの2種類あり、剥がす面積に合わせて選べる
  • 玄関などの石床に使用できる
  • 水で薄めると、普段の床掃除やワックスがけ前のクリーナーとして使える
デメリット
  • 白木やコルクには使えない
  • 別売りのブラシが必要

原液で使うと剥離剤として使用でき、30倍に薄めれば床掃除用のクリーナーとして使えます。

15~20倍に薄めるとワックスがけ前の掃除に最適です。

皮脂や床に飛んだ食べ物カスなどの油分・汚れをしっかり取るため、ワックスが弾くことなく、キレイに仕上がります。

希釈倍率によりますが、洗浄力は一般的な床掃除用のウエットシートよりも高いです。

4Lタイプで似たような商品がありますが、こちらは剥離剤ではなくクリーナー(洗剤)です。

1本で約200m2(120畳)使えます。

※こちらの4Lではワックスは剥がせません。

ワックスはがし上手の特徴「メリット・デメリット」

容量は500mlタイプの1種類です。

【リンレイ】ワックスはがし上手
総合評価
( 5 )
メリット
  • フローリング・化学床どちらにも使える
  • 剥がす力が強く作業がはかどる
  • 専用のスポンジがついている
デメリット
  • 容量が500mlのみ。
  • 10㎡以上をまとめてやる場合は2本必要でスポンジが余る
  • 白木やコルクには使えない

スポンジだけの販売はされていません。

スポンジ部分の写真です。

ワックスはがし上手、付属スポンジ側面の画像
ワックスはがし上手、付属スポンジ下面の画像

持ち手部分と、剥がす部分で分かれています。手で握りやすい形で、適度な固さで作業しやすいです。

キッチンスポンジとの違いは、剥がす部分のスポンジは柔らかく、スポンジの目も細かいのでフローロングの溝までこすり取ることができます。

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ワックスを剥がす力はどちらが強い?

オール床クリーナーの粘度はサラサラな感じで、ワックスはがし上手は比べるとやや粘度があります。

オール床クリーナーと専用のブラシ
オール床クリーナー
ワックスはがし上手と専用スポンジ
ワックスはがし上手

オール床クリーナーには専用のワックスはがしブラシを使用しています。

スポンジとブラシの道具で比較すると、剥がしやすいのはブラシです。

剥離剤の性能で比較すると、「ワックスはがし上手」がやや強力です。

ワックスをドロドロに溶かして、剥がれるまでの時間が早いです。

5回・10回と重ね塗りした床や、10年以上剥がしたことが無い床にはワックスはがし上手が最適です。

ワックスを何層にも塗った床では、「ワックスはがし上手」なら1回で剥がせたけど、オール床クリーナーは同じ作業を2回する場合もあります。

下記は剥がす途中の写真です。

オール床クリーナー剥がす途中
オール床クリーナー
ワックスはがし上手剥がす途中
ワックスはがし上手

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使いやすさの比較

オール床クリーナー使用感
オール床クリーナー
ワックスはがし上手使用感
ワックスはがし上手

剥離剤を塗り広げる際には、ワックスはがし上手のスポンジが使いやすく隙間なく広げることができます。

剥離剤を撒いて、物理的に剥がす際にはスポンジよりも、ブラシがおすすめです。

スポンジは溶けたワックスが密着し、やや抵抗が生まれるので腕が疲れやすいです。

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まとめ:コスパを求めるなら「ワックスはがし上手」

剥がした後の写真

拭き取りようのぞうきんや、タオルが自宅にあればワックスはがし上手1本で作業は可能です。

剥がす力も強いため、ワックスを重ね塗りした部分でも剥がしやすいです。

ワックスはがし上手のデメリットは500mlタイプの1サイズのみですので、広い範囲(10㎡以上)を剥がす場合は足りないので、2本買うとスポンジが余ります。

作業面では専用のブラシと比べるとスポンジは、やや疲れます。

逆に、オール床クリーナーはブラシか、スポンジの用意が必要です。

おすすめな点は使える材質が多く、希釈するとクリーナーとして使える汎用性能高さです。

500mlで約10㎡使えるため、それ以上の範囲の場合はオール床クリーナーの1Lタイプをご使用ください。

ワックスはがし上手とオール床クリーナーは混ざっても大丈夫です。

剥がす力・作業負担の軽減を求める場合は、ワックスはがし上手+専用の剥離ブラシを同時に使うのがおすすめです。

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この記事を書いた人

フローリングワックスのマニア。これまでに使用したワックス関連品は100種類以上。ワックスの塗り方・剥がし方、商品の性能・特徴などを忖度なしで紹介。

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